磯銀

銀ちゃんブログ

こんにちは!店長の飯野です。
紫陽花の花が鮮やかに映る季節となりました。
皆様いかがお過ごしですか。

きょうは、以前当店のアルバイトに来ていたA君についてのエピソードをお話します。

初めて面接に来たのは、彼が高校一年生の頃。
学ラン姿でバイクに乗り、ちょっと頼りない感じのする少年でした。
面接では礼儀正しく、私も何か感じるものがあったので、彼を採用することとなり、
次の日からうちでのアルバイト生活がスタートしました。

彼は余計なことは喋らず、黙々と仕事をこなす子でした。

日に日に彼は仕事を覚え、少しずつ自信を付けていくのがわかりました。
言われたことの他に、自分から仕事を見つけ、時に私を助けてくれたりもしました。
何か店でトラブルがあった時なども、率先して私の力になってくれました。

そんな彼でしたので、自然とスタッフのリーダー的存在になって行きました。

見た目で人を判断してはいけないなぁ・・・と思ったことが、昨日のことのように
思い出されます。

三年間のアルバイトを全うし、彼は就職のためうちを卒業することになりました。

アルバイトの最終日、仕事を終えると彼は私のところに来て、「三年間ありがとうございました。
自分は何事も中途半端でだらしのない人間でしたが、ここでアルバイトをさせてもらって、
仕事をしてお金をいただく大切さや、人との関わりを勉強させてもらいました。」と深々と頭を下げました。

三年間のアルバイトをやり遂げた彼の表情は、自信と充実感に満ち溢れていました。
最後に私と二人で写真を撮り、握手をして店を出て行くとき、彼は下を向き肩を震わせていました。

あれからどれくらい月日が流れたでしょう。
いま彼は結婚し、子供に恵まれ、20代の若さで家を購入し、とても立派な男性になっています。

彼の長い人生の一ページに、うちでのアルバイト経験が少しでも役に立てた事を、私は誇りに思います。
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